いざという時のために!葬儀の基本知識と葬儀社選びのポイントなどをご紹介します!

お葬式を執り行うとき欠かすことができないのが葬儀社です。依頼先を決めるときには、基本的な知識を持っていることが重要です。この基本的な知識というのは、葬儀費用は会社により異なるので必ず複数の会社に対して見積もりを依頼して比較すること、ホームページにアクセスした際に費用が明確に提示されていることなどが挙げられます。他にも、葬儀社のスタッフの対応が丁寧、低予算のプランでも対応を変えないなど、口コミから得られる情報も参考にすると良いでしょう。

葬儀スタイルは時代の流れと共に変遷している!

日本でのお葬式といえば仏式での一般葬が主流でした。多くの参列者に来ていただき、盛大なお葬式にするのが良いという風潮もあったようです。ですが、葬儀のスタイルは時代と共に変わってきています。考え方やライフスタイルが多様化している昨今、家族葬や自由葬、直葬に生前葬など新しいスタイルの葬儀が増えています。 家族葬は故人のご家族と親族と、ごく少ない参列者で執り行うお葬式です。参列者への挨拶や対応などの時間が無いので、ゆっくり故人と最後のお別れをする時間を作ることができます。また感染症対策で多くの参列者をお迎えできないことから、家族葬を希望するケースは増えているようです。 自由葬は仏式のお葬式の儀式にとらわれない、文字通り自由な葬儀です。故人が好きだった音楽をかけるなどの音楽葬なども含まれます。直葬はお通夜や告別式を執り行わないお葬式です。この他にも生前葬といって生きているうちに執り行うお葬式もあります。

経済情勢も葬儀スタイルにも影響を与えてきた!

これまでは葬儀には親族や親戚だけでなく、会社関係者やご近所まで参列して盛大に見送るということが行われてきました。しかし参列者が多くなると、準備する会場は大規模なものが求められますし、用意すべき料理や香典返しの量も多くなりました。そうなるといくら香典を受け取っても、遺族側の経済的負担が大きいのが悩みになってましたが、昨今の経済情勢により葬儀スタイルに影響が出てきました。葬儀費用を安く抑えたいという気持ちから、一般的な葬儀ではなく家族葬や直葬を選ぶ人が増えたので、これまでのように葬式はこうあるべきという定義といったものがなくなってきています。そのほかにも少子高齢化や働き方改革により、人とのつながりが希薄になってきていることも影響していると考えられます。ただそれでも変化をしないものは存在し、それは故人を優しい気持ちで見送ってあげようというもので、それさえ大事にしていれば葬式スタイルにこだわる必要はないでしょう。

現代は規模や豪華さ重視ではなくスマートに執り行うのが葬儀の主流

昔は葬儀というと家で行い、ひっきりなしに弔問客が訪れるといったイメージがありますが、今では葬儀場を使用したり、主流も豪華さ重視ではなく家族葬など限られた人だけでお見送りを行うなど、スマートに執り行うのが主流になっています。背景にはコロナ禍もありますが、それはキッカケにすぎず、ゆっくりと故人とのお別れをしたいという希望が形になってきたからだと思います。またリモート技術も発達し、無理に訪れなくてもリモートで葬儀に参加できる会場もあります。エンディングノートなどの存在もテレビでとりあげられることもあり、亡くなる前に自分の葬儀の方法を自分で決める人もいます。それがあれば、いざというとき家族があたふたしなくて済みます。ただでさえお葬式というのは短時間で決めなければならないことの連続です。葬祭場を探すところからはじまり、お花や棺、骨壺など様々なものを決定していくのです。費用もそれなりにかかるため、なるべく残された人に負担をかけないスマートさが主流になりつつあるのでしょう。

現代に見られる葬儀の種類は一般葬に家族葬と直葬の主に三つ!

家族葬は家族と親戚、または故人が親しかった友人や知人も含めて参列する小規模な葬儀を指します。参列者の数は10人から30人くらいまで、人によってさまざまです。現代は昔と比べて近所付き合いも少なく、身内と親しい間柄の人たちに見送ってほしいと考える人が増えています。特に現役を引退した高齢者の場合は、参列者が少ないと予想されるので、家族葬を選択する人が多いです。一般葬の場合は、参列者の対応や料理、返礼品の準備などに追われて、遺族の負担が大きいです。特に突然の別れの場合は、精神的・肉体的な負担は計り知れません。一方、少人数で気心の知れた人たちが集う葬儀は、思い出を語り合ったり感謝の気持を伝えたりするなど、故人を偲ぶ時間を十分に取れます。少人数だと必要な式場のスペースが小さくて済むので、費用を抑えることもできます。一般葬に比べて、祭壇や料理の費用も安くなる傾向です。葬儀の内容も従来の形にとらわれず、故人の趣味や好みに合ったスタイルを選べます。

お勧めしたい葬儀社選びのポイント①経験実績が豊富

突然の身内での不幸があった際に、悲しみにくれる中やることが多すぎて、葬儀選びにも冷静に時間を掛けられないという方も多いはずです。
葬儀社選びのポイントの一つをご紹介しますので、ぜひ今後の参考にしてみてください。
まず経験実績が豊富な会社から選びことをおすすめします。
最近では街中にも増えてはいるものの、経験豊富な葬儀社はお問い合わせを行ったときの対応も丁寧です。
それはたとえ電話越しであっても分かるものです。
そのため、対応についてまずは注意してみましょう。
また、スタッフと直接話す際は、故人様に対する思いやりがあるかどうか、誠実さを感じることができるかという点についても注意しましょう。
葬儀社のホームページを見てみると、会社の情報だけでなく、実際にそこで働いているスタッフの顔写真が掲載されていることがあります。
これは社員教育に力を入れている会社であればあるほどその傾向が強くなるため、スタッフの紹介や、これまでの事例が掲載されているかもポイントになってきます。

お勧めしたい葬儀社選びのポイント②見積内容が詳細で明瞭

葬儀は故人を最後の場所に送り出すための大切な儀式です。
葬儀社を選ぶ際には、信頼性やサービス内容など様々なポイントがありますが、中でも見積内容が詳細で明瞭であることは非常に重要です。
まず見積もりが詳細であることで、費用を正確に把握することができます。
多くの費用が必要ですがどのような費用がどの程度かかるのかを把握しておかなければ、最終的な費用が予想以上にかかってしまうこともあります。
詳細な見積もりがあれば、どのような費用がどのくらい必要なのかを明確に把握することができます。
また見積もりが明瞭であることで、追加費用の心配がなくなります。
予期せぬ出費が発生することがあります。
見積もりが明瞭であれば、どのようなサービスが含まれているか、どのような追加費用がかかるのかを事前に知ることができます。
葬儀費用を把握しやすくなり、余計な心配をせずに葬儀に集中することができます。
詳細な見積もりがある場合は、真摯に対応している印象を受けることができるでしょう。

お勧めしたい葬儀社選びのポイント③電話受付や営業マンの接客態度

「冠婚葬祭」とひとくくりに入れますが、結婚式やお祭りとは違い、葬儀の場合はあらかじめ日程を決めておくことができません。
病床に伏している高齢の方の場合ならまだしも、急な不幸の場合は心構えも、どんな式にするかの大まかの心づもりもしないことがほとんどです。
家族の死という大きなショックに直面している中、残された家族は葬儀の準備を進めていかなければいけません。
また、結婚式とは違い招待客だけ来るのではないため、誰が何人来るのかも正確には把握できないのも頭が痛い点です。
それでいながら、人生を締めくくる儀式であるため、失敗はできるだけ避けねばなりません。
そんな大変な弔事を支えてくれるのが、プロである葬儀社です。
深い悲しみにくれている中で、事前準備もままならない大きな儀式を執り行うわけですから、遺族の大変さや悲しみにしっかり寄り添ってくれる業者を選びたいものです。
電話受付や営業マンの接客態度はその業者の姿勢が一番よくわかるポイントですので、しっかりチェックしましょう。

お勧めしたい葬儀社選びのポイント④駅が近い好立地

葬儀社を選ぶとき、駅から近い好立地にあるところを選んでおくと便利、このようなイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
この場合は、セレモニーホールなど斎場がある場所を指しますので、葬儀社の本社が駅から近いなどではありません。
お葬式に参列される人はマイカーを利用される人も多いけれども、ある程度年齢が上になると運転免許も返却して車の運転をしなくなる、このようなことから移動するときは電車やバスといったケースが多くなります。
お葬式に参列するときなど高齢者も多いので、駅から場所にあるセレモニーホールがあると移動にも便利です。
さらに、駅前にタクシー乗り場があれば例え徒歩5分程度の場所でもタクシーを利用できるメリットもあるので、お年寄りが訪れるときや荷物が多いときなど駅から近い葬儀会場を選ぶのがおすすめです。
なお、火葬場への移動は葬儀社が用意しているマイクロバスを使えるなど、このようなサービスの有無も確認しておくことをおすすめします。

お勧めしたい葬儀社選びのポイント⑤送迎バスの運行

冠婚葬祭の儀式のなかでも、多くの方が何度も経験をするのが葬儀です。
親族はもちろんのこと親しい方が他界をしたときも、参列をすることになります。
これから自身が喪主となって執り行う場合、まずは利用する葬儀会社を探さないといけません。
ここでは簡単に利用したい葬祭サービスの選び方のポイントをご紹介します。
まず必ずしも街中に会場があるとは限りません。
最近は郊外で広い施設を設置するところも多くなっているため、公共交通網があまり充実していないケースもあるわけです。
そこで注目をしたいのが、送迎バスを運行しているのかという点になります。
おもに30名程度のマイクロバスを有しているところが良く、最寄り駅まで送迎をするところを探してみることです。
葬儀会社では火葬場までは親族を送り届けるところが大半ですが、さらに駅などにも足をのばしていれば、遠方から来られる方でもアクセスしやすくて、参列することを了承されることも多いです。